某TV番組◆プチダンスバトル8!

私達は元気にステージに上がった!
「それでは..今日のダンスのポイントは何ですか?!」
「しょうちゃんを魔女から守る!ストーリーダンスです♪」
会場に和やかな空気が流れた。
どのスタッフも微笑ましい表情になっている。
子供の存在感というのは本当に凄い!
「なるほど!それでは御願いします!!」
私達の挑戦した30秒はあっという間に終わった。
「お疲れ様でした!」
会場中に笑い声が響いた。
「ありがとうございました!」
私達はスタジオを出た。
「笑われちゃいましたね~~」
メンバーの一人が恥ずかしそうに言った。
「いいのよ!無反応が一番最悪なの。
声が出たという事は、何かが伝わったということだから♪」
「手応えがあったということじゃない?!」
皆とても素敵な笑顔だった。
その後また非常階段に戻り
リラックスして結果を待った。
残念ながら..
予選を通過する事は出来無かった。
本選を勝ち抜き優勝したのは
なんと20番のチームだった。
そう..私達の次に並んでいたチームだったのだ。
彼らは特に存在感がある訳でもなかった。
しかし、多くの大会やコンテストで優勝や準優勝の経験があるチームだった。
彼らはきっと沢山の時間をダンスに費やし練習を重ねてきたのだろう。
彼らを含み参加者の多くは大学生のグループだった。
私のクラスは子育て中のお母様が中心であり今回はお子様連れの参加になったのも
元を正せば預けるところが無かったので、一諸に出ちゃいましょう♪
と..いうことだったのだ。
仕事や家庭。そして子育てに追われながらレッスンを続けることは
ある意味彼らよりずっと大変なことかもしれない。
でも全員、とても良い気持ちになっていた。
ひとつのことを皆でやり遂げた達成感。
そして何より楽しんで踊ることが出来た!
それが一番素敵なことではないだろうか。
「またチャンスがあれば是非参加したいです!」
メンバー様はあふれる笑顔でおっしゃった。
この素晴らしい一日は
私達の大切な経験となった――。